CDプレーヤー修理(PIONEER PD-J500)

再度、CDプレーヤーの修理依頼をいただきましたので、その様子を記事にしたいと思います。

(依頼者様の目の前で修理をしたため画像が少ないです。申し訳ありません。)

 

今回修理依頼をいただいたものは、パイオニアのバブル期のコンポである、プライベートシリーズのC5というモデルです。

修理依頼の内容は、CDを読み込まない、CDトレー開閉不可というものでした。

(上位機種はLD/CDコンパチブルプレーヤーですが、このモデルはCDのみというモデルです。)

当時のCMがこちら(YouTubeより)↓

https://www.youtube.com/watch?v=Ui3Jv1kRqoM

 

CD部の型番は、PD-J500という型番です。

普通のCDプレーヤーは、CDトレーの上にCDをそのまま置いて再生するという方式ですが、このプレーヤーは、CDトレーの上にCDの読み取り面を上にしてセットするというおもしろい方式を採用しています。

当然、CDの回転方向が時計回りではなく、反時計回りになります。

 

トレー開閉不可の原因は、ベルトの劣化により開閉ができなくなっていましたので、これを自作して解決しました。

 

そして、CDを読み込まない原因を突き止めるのに時間を要してしまいました。

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CDメカ(表)

 

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CDメカ(裏)

 

まず、CDを読みに行こうとする動作をすることから、ピックアップの劣化を疑いました。

ピックアップから延びているフレキシブルケーブルの先にレーザーパワー調整用のボリュームがあり、これをいじったのですが、症状が変わらず・・・。

ボリュームの値を元に戻し、悩んでいたところ、以前パイオニアの単品CDプレーヤーでピックアップの駆動部分に塗られたグリスが劣化して固着していた例を思い出し、挑戦したところ、復活しました。

見た目では分からず、修理不可能という選択になってしまうところでしたが、古いグリスを除去し、新しくグリスを塗りなおして、依頼者様に返却しました。

プレスCD、CD-Rも読みますので、ピックアップはまだ大丈夫でしょう。

 

 

 

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