CDプレーヤー修理(TEAC CD-P1820)
久々のブログ更新です。
ステイホームということで、オーディオ修理ネタを書いていきます。
TEAC製 CD-P1820というエントリークラスのCDプレーヤーです。
調べたところ、1999年発売、定価は29800円だったそうです。
これは某リサイクル店で、「トレイ出ず」で入手したものです。
チープな外観で安っぽさが出ています。
一応、「TEAC」ロゴはプリントではなく、エンブレムタイプです。
さて、電源を入れて、OPEN/CLOSEボタンを押すと、何やらギュイーンという音が。
確かにジャンクである理由の通り、トレイは出てきません。
これは、ベルトのスリップであると見込んで開腹してみます。
何でしょう、このスカスカ感。
軽いわけです。
メイン基板に寄ってみましょう。
単純にデジタル信号をDACに通しているだけかというくらいの感じです。
肝心のDACはヒートシンクらしきものが付いており、型番はわかりません。
電解コンデンサが多く見えますが、日本メーカーのものはひとつもありません。
さすがMADE IN CHINA。
基板の裏にはマイコンが張り付いているのでしょう。
不具合の原因である、メカ部分にいきます。
修理には、もはやおなじみとなりました、バンコードベルトを使いました。
このバンコードベルトは、張力が強すぎても弱すぎてもダメで、作成に苦労します。
分解したついでに、ピックアップも見ておきました。
ピックアップは、三洋電機のSF-P101Nが使われています。
ベルト交換を終え、トレイがスムーズに開閉するかを確認したのち、再組み立てをして完了です。
メイン基板の作りからして、音質についてはあえて触れません。
とりあえず、今回の修理は完了しました。