CDプレーヤー修理(SONY CDP-750 2台目)
以前オークションで落札した、ソニー製 CDプレーヤー(型番:CDP-750)を修理しましたのでそれを記事にしていきたいと思います。
CDP-750の修理は2台目になります。
不具合は、「トレーが出ない」というものでした。
1987年発売のわりには全体的にキレイです。
DUAL D/A CONVERTER SYSTEMを採用しているようです。
4倍オーバーサンプリングを搭載しているようです。
1987年から1988年は4倍オーバーサンプリングがメジャーだったのでしょうか?
CDメカはシングルCDにも対応しています。
基板を見ましたが、どこがDUAL D/A CONVERTER SYSTEMなのかはわかりませんでした。
CDメカ部分はコネクタとネジを外すだけで取り外すことができます。
構造上仕方ないのかもしれませんが、私はこのごちゃごちゃした配線があまり好きではありません。
そして、経年劣化のせいだと思いますが、ギアを押さえているプラスチックの部品が折れており、ギアが脱落していました。
不具合である、「トレーが出ない」原因であったベルトです。
伸びきって劣化していました。
バンコードで代替品を作り、復活させます。
プラスチックの部品が折れたCDメカを交換し、さらにバンコードで作ったベルトを装着しました。
製造された年代によるのかもしれませんが、黒いプラスチックが使用されているCDメカはプラスチックの劣化が著しい気がします。
作成したベルトですが、長すぎても短すぎてもダメですので、作成が難しいです。
溶着型のベルトなので、長さを決めるときに溶着分も考慮する必要があります。
あとは元通りに組み立て、動作に異常がないことを確認すれば作業は終了です。
この機体はとあるリサイクル店に旅立っていきました。