CDプレーヤー修理(DENON DCD-910)
またジャンクのCDプレーヤーをオークションで落としてしまいました。
まだデンオンと呼ばれていた時代のものです。
1988年発売のようです。
価格は、「1円」でした。
送料のほうがその何倍も高くついたのですが・・・。
ジャンクの理由は、「通電確認のみで動作確認をまったくしていないため」でした。
物が届き、さっそく動作確認に取り掛かります。
CDトレーのOPEN/CLOSEボタンを押しても、モーターがうなる音がするだけでトレーは開かず。
トレーベルト劣化と思い、さっそく分解に取り掛かります。
天板にへこみはあるものの、全体的にはキレイです。
英語が並ぶとカッコよく見えます。
Pulse Code Modulation(パルス符号変調)と言いたいのでしょう。
2DAC/4倍オーバーサンプリングがウリのようです。
DOUBLE SUPER LINEAR CONVERTERはよくわかりません。
CDメカはシングルCDにも対応しています。
調整用ボリュームがやたらと乗っかっています。
(いじりたくはありませんが。)
ここでも、基板上にDOUBLE SUPER LINEAR CONVERTERが・・・。
下の2つのバーブラウンのIC(PCM56P)のことを指しているのでしょうか?
不具合の原因であった、トレー駆動用のゴムベルトが伸びきっています。
バンコードでちょうどよいものを作り、復活させていきます。
バンコードで作ったベルトを装着しました。
2か所のプーリーの溝(モーター側とギヤ側)が汚れていたので、清掃しました。
ピックアップは、KSS-150Aが使われています。
CD-Rも問題なく読み込みますので、交換の必要はまだないでしょう。