入院16日目
ここしばらく、晴れが続いております。
しかし、さすがに11月となり、だんだん寒さも増してきているような気配もします。
さて、本日は入院前に修理のやりかけでありました、AVアンプを思い出しましたので、そのことを書いていきたいと思います。
少々マニアックな話になるかと思いますが、ご容赦ください。
私の好きなパイオニア製 VSA-D7という機種なのですが、1997年発売で、当時の定価は12万円だったようです。
(画像は拝借しました。すみません…。)
このジャンク品(音が出ない)というモノを1000円程度でオークションで落としました。
私が入手したのは、1998年製でした。
最初はボリュームとか、簡単なメンテナンスで直るかと考えていましたが、その見当は外れてしまいました。
とりあえず、毎度のごとくボンネットを外したところ、何かがおかしいと気づきました。
まず、電源に使われているであろう平滑コンデンサがパンクしていました。
イメージ写真を載せておきます。
(この画像も拝借しました。すみません…。)
しかも、大容量が2つ。
ということは、プラス電源、マイナス電源の両方の平滑コンデンサがダメということになります。
いったん、ここで詰んでしまいました。
気を取り直して、再び向き合うことにしました。
音が出ない原因はいろいろと考えられますが、基本である電圧確認から始めることにしました。
意外なことに、パンクした平滑コンデンサは、一応役割は果たしているようで、明らかにおかしいと思われる電圧は出ていませんでした。
しかし、+12Vが出力されるはずの経路が、+3V程度しか出力されていません。
+12Vは、オペアンプやリレーなどに使われていると思いますので、この電圧が異常ですと、音が出ない理由もなんとなくつかめますが…。
簡単ですが、回路図を書いてみました。
細かい部品は除外しています。
(本当はマイナス電源もありますが、今回はプラス電源がおかしいので、プラス電源に限って書いています。)
単純に、この平滑コンデンサと+12Vレギュレーターを交換すれば…と思いましたが、一番底の基板(この製品は上から基板を外していかないと、一番底の基板までたどり着くことができない構造)に到達できないと部品交換ができないという、少しメンテナンス性は悪いものでした。
仕方がないので、上の基板から順番に外していくわけですが、コネクタも多く、マーキングしながら外していきました。
手こずりながらも、ようやく一番底の基板にはたどり着けました。
しかし、また新たな問題が…。
平滑コンデンサを手に入れたのはよかったのですが、サイズが合わず、取り付けできません。
やむを得ず、平滑コンデンサの容量を下げて取り付くようにしましたが、リップル成分が影響を及ぼさないかが不安なところです。
入院前にここまでやってきましたが、本当に平滑コンデンサが悪いのか、レギュレーターが悪いのか、あやふやなところです。
推測ですが、
平滑コンデンサ異常→レギュレーターに過大電圧印加→レギュレーター破損→+12V出力異常
といった流れなのかなと考えています。
同機種で同じような故障を直した経験のある方、ヒントをいただければたいへんありがたいです。
お礼に、家にありますCDプレーヤーを差し上げます。
写真がなく、ほとんど文章のため、伝わりにくい点があることをお詫びいたします。