DVD/MDチューナーアンプ修理(ONKYO FR-7GXDV その2)
以前、出張修理に行った、DVD/MDチューナーアンプですが、依頼者様より、やはり直してほしいという要望をいただきましたので、再度修理することになりました。
今回は出張修理ではなく、引き取り修理とすることになりました。
分解の写真は検索すると出てくると思いますので、今回は割愛します。
以前の記事はこちら ↓ ↓
sakataka1983.hatenablog.com
以前の修理では、プレスCDを読み込まない(なぜかCD-Rは読み込む)、DVDを読み込まないなどの問題がありました。
ピックアップを個人に売ってくださる某部品店から部品を取り寄せたまではよかったのですが、もともと付いていたピックアップと購入したピックアップのレーザーパワー調整用の抵抗の値がまったく違っており、まずそこでつまづきました。
この機種で使用されているピックアップは、KHM-280AAAというピックアップです。
FR-7GXDVのほか、上位機種のFR-9GXDVでも使用されているようです。
サービスマニュアルや技術資料が手元に無い状態で、やみくもにレーザーパワーをいじることは危ないと思い、ヤフオクを眺めていたところ、同型機でレーザーパワーを調整済みで出品されているものを見つけました。
即入札してしまいました。
数日後、手元に届いたものを動作確認してみると、確かにどんなディスクでも認識します。
仕方がないので、CD/DVDユニットと付随する基板を修理依頼品に入れ替え、動作を確認します。
とりあえず修理依頼品はこれで動作するようになりました。
しかし、手元に残った、プレスCDを読み込まない、DVDを読み込まないCD/DVDユニットと基板をどうにかできないものかと考え、やむを得ず、レーザーパワー調整に踏み切ることにしました。
某部品店に問い合わせたところ、若干調整が必要な場合もございますという返事をいただいたのですが、若干どころではありませんでした。
明らかに調整はされておらず、ウソの返事を返された感じがします。
話を戻しますが、写真左側がCDのレーザーパワー調整用の抵抗、右側がDVD用のレーザーパワー調整用の抵抗です。
あくまでも基板に不具合が無いことが前提となりますが、ヤフオクで落札したレーザーパワー調整済みのものの抵抗値は、CDが0.788kΩ、DVDが1.514kΩでした。
ちなみに、某部品店から購入したピックアップは、CDが0.214kΩ、DVDが0.441kΩでした。
これで若干調整が必要と言えるでしょうか?
某部品店から購入したピックアップの抵抗値を各々レーザーパワー調整済みの値に合わせて動作を見てみましたが、CDは認識せず、DVDは認識するようになりました。
とりあえずDVDは認識するようにはなりましたので、DVD側の抵抗は触らず、CD側を調整することにしたのですが、訳がわからなくなってきてしまいました。
抵抗値を上げても下げてもCD-Rは認識するのですが、プレスCDは認識しません。
記事執筆現在も、CD側のレーザーパワーと格闘中です。
CD-Rを読み込めることから、基板の不具合は無いと思っているのですが、もしかしたら基板側に不具合の要因があるのかもしれません。
ヤフオクの出品者の方に、どのようにレーザーパワーを測定したのか、伺ってみたかったです。
この機種やピックアップについて情報をお持ちの方、ぜひお知らせいただければと思います。